住宅ローンが病気で支払えなくてお困りの方はいらっしゃいませんか。
病気だけではなく、怪我などのやむ得ない状態で住宅ローンが支払えない方もたくさんいらっしゃるでしょう。
そこで、今回はそんな方のために病気で住宅ローンを支払えないときの対処法についてご紹介します。
病気で住宅ローンを支払えないときにできることとは
住宅ローンを支払っている最中に怪我や病気にならないという保証はどこにもありません。
しかし、病気や怪我をしてしまうと、その間収入源である仕事ができなくなるので困りますよね。
では、どのような対処ができるでしょうか。
以下で詳しくご紹介します。
まず、住宅ローンを取り扱っている金融機関のほとんどは団体信用生命保険というものへの加入を義務付けています。
この団体信用生命保険は住宅ローンの契約者が死亡、もしくは高度障害状態になった場合に、残っている住宅ローンを代わりに支払ってくれるといった内容の保険です。
しかし、健康に異常がある方はこの保険に入れないこともあるので注意してください。
また、その他にも住宅ローン疾病保障保険や住宅ローン返済支援保険などがあるので確認しておきましょう。
そして、長期入院になった場合には金融機関に返済額の軽減や延滞を申し込んでみましょう。
現在の状況がひどく返済が難しい場合にはリスケをしてくれたり、返済額を軽減してくれたりといった対処をしてくれる可能性があります。
手遅れになる前に相談してみましょう。
また、労災保険が活用できるかもしれないことを頭に入れておきましょう。
怪我や病気等で収入が減少してしまった場合には、労災保険が活用できる場合があります。
例えば、その怪我や病気の原因が仕事の勤務中に起こったことであれば、労災保険が適応されるでしょう。
このように場合によっては保険が下りるので、一度確認してみましょう。
また、傷病手当金の活用も考えてみましょう。
協会けんぽや組合健保に加入している場合には、傷病手当というものが受け取れます。
怪我や病気等が原因で仕事ができない状態が4日以上継続した場合に、休業4日目から最長で1年6ヶ月にわたり、毎月のお給料の約3分の2が受け取れます。
これはかなり嬉しいですよね。
また、こちらのお金は非課税になるので、所得税と住民税は引かれません。
病気や怪我になる前にできることとは
しかし、病気になってからでは手遅れになることもあるかもしれません。
後々後悔するのは嫌ですよね。
そこで、以下で病気や怪我になる前にできることについてご紹介します。
まず、団体信用生命保険には加入しておきましょう。
団体信用生命保険は、住宅ローンのための保険で、ほとんどの場合には住宅ローンを組むときにこの保険に加入することになります。
この保険に加入するには、審査があり、持病があったり、手術などによる治療経験があったりすると審査に落ちる可能性があります。
ただ、団体信用生命保険に入っていると、住宅ローンの契約者が返済の途中で死亡してしまった場合と高度障害に陥った場合に、住宅ローンの残金が実質0円になります。
次に、保障特約付き住宅ローンに加入しておきましょう。
上記でご紹介した団体信用生命保険は、入院中に働けなくなった分はカバーされていません。
こういった状況に対応するために、保障特約付きの住宅ローンというものが存在します。
こちらはがんや脳卒中、心筋梗塞のような三代疾病、糖尿病などの特定の状況をカバーしてくれます。
こちらに加入していると病気になっても安心ですね。
いつ病気になるかは誰にもわからないので加入しておきましょう。
しかし、保障特約付きのローンは団体信用生命保険よりも利率が少し高く、住宅ローンを代わりに支払ってくれる時期が金融機関によってばらつきがあるので確認しておきましょう。
そして、団体信用生命保険を利用できなかった方は、ワイド団信の利用を検討しましょう。
ご自身の健康状態によっては団体信用生命保険の審査が通らない方もいらっしゃるでしょう。
こういった場合に利用できるのが「ワイド団信」と呼ばれている住宅ローンです。
ワイド団信は団体信用生命保険よりも審査の基準が緩く、加入条件が緩和されています。
そのため、団体信用生命保険の審査に落ちてしまった場合でもワイド団信だと利用できる可能性があるでしょう。
しかし、ワイド団信は利率が少し高めで、50歳以上は加入できないといった条件があります。
上記の条件に注意しておけば審査に落ちてしまった方もご利用できる保険なので、ワイド団信のご利用を一度検討してみてください。
まとめ
今回は病気で住宅ローンが返済できなくなったときの対処法についてご紹介しました。
住宅ローンを契約するときに一緒に保険に加入することで後々病気になったときに助かることもあるのでなるべく加入しておきましょう。
また、住宅ローンの返済にお困りの方はぜひ当社にご相談ください。