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お役立ちコラム

住宅ローンは任意整理後でも組めるのか?借り入れ時の注意点を解説します

任意整理後に住宅ローンを借りようとお考えの方はいらっしゃいませんか。
任意整理後は、住宅ローンや無担保ローンは厳しくなりますが、不動産担保ローンであれば可能な場合もあります。
そこで今回は、任意整理の詳細と任意整理後にローン契約をする際の注意点について詳しく紹介します。

□任意整理とは

任意整理の詳細やメリット、デメリットはご存知ですか。
ここでは任意整理について詳しく紹介します。
まず任意整理とは、借金を大きな負担がかからない程度で返済できるように、金融機関へ交渉する手続きのことです。
その効果として以下の4つがあります。

・将来の利息をなくす
・3〜5年の期間で完済できるようにする
・月々の返済額を再検討する
・借金の金利を正確に計算して、過払い金があれば減額する

これらを行うことで、月々の借金を返済でき最終的な完済に繋がります。
また任意整理は、個人再生や自己破産と同じ種類の債務整理方法です。
裁判所を通す必要がなく、デメリットなどが少ない方法と言えるでしょう。

次は任意整理のメリットとデメリットについて解説します。
任意整理はメリットが多いのが特徴で、以下の6点が挙げられます。

・利息がなくなり、返済は実際に借りた金額だけで良い
・過払い金があれば、元金も減らせる
・督促されなくて済む
・毎月の返済額が少ない
・完済できる可能性が高まり、気持ちが楽になる
・任意整理をする借入先を選べる

借金の返済が大変だったり、先が見えなかったりする理由は利息があるからです。
しかし任意整理をすれば、これらの問題が解決でき返済が簡単になります。

一方でデメリットはどうなのか気になりますよね。
デメリットは1つだけで、ブラックリストに載るため新たにローンが組めないことです。

任意整理をすることにより、約5年間は信用情報機関に個人情報が載ってしまいます。
そのためブラックリストに登録されるので、新たなローンが組めません。

最後に任意整理と個人再生、自己破産の違いを紹介します。
任意整理と他の2つの大きな違いは、裁判所を通さないことです。

そのため任意整理は減らせる借金が少ないですが、他の2つは借金を大きく減らせます。
借金を大きく減らせるならば、個人再生や自己破産の方が良いと思いますよね。
しかし、その分生活に与える影響がかなり大きいことも事実です。
したがって、債務整理をする時はまず任意整理を検討してみても良いかもしれません。

□任意整理後に新たなローンの借り入れはできるのか

基本的に任意整理をすると新たなローンの借り入れはできないです。
なぜなら、任意整理をした時の契約条件で借金の返済が終わるまでは、新しく借入することが禁止されているからです。
特に無担保ローンや住宅ローンを新たに借りるのは難しいでしょう。

この2つは、審査の対象として延滞歴の信用情報を含むので、金融機関は厳しい判断をします。
任意整理をした直後に加え、借金を完済しても約5年間は信用情報機関に事故情報が残ります。
したがって、その期間は一般的なローンを借りるのは難しいでしょう。

しかし中には、ローンを組むのが可能なケースがあります。
それは不動産担保ローンです。

このローンは借金を全て返済していれば、新しく組めることが多いです。
その理由は、不動産担保ローンは自宅を担保にできるからです。
ただし、ほとんどは借金を完済した後のケースなので、まずは完済からはじめましょう。

□債務を完済した後にローン契約をする際の注意点とは

ここでは、債務を完済した後にローン契約をする際の注意点を2つ紹介します。
まずは、信用情報を確認することです。
上記でも説明しましたが、事故情報が残っている期間は新たなローンは組めません。
そのため、ローンを申し込む前に信用情報機関で情報が残っているか調べましょう。

また情報を請求する際は、運転免許証などの本人確認書類が必要です。
この開示請求は500円から1000円程でできるので、事前に済ませましょう。

次は、以前に債務整理をした金融機関ではローンを組まないことです。
新たにローンを組む時はどこの金融機関に申し込むか迷いますよね。

そのような時は、以前に債務整理をした金融機関に申し込まない方が良いでしょう。
なぜなら、信用情報機関は5年から10年ほど事故情報を保管しますが、銀行などの金融機関でも独自に個人の信用情報を保管しているからです。
そのため、同じ金融機関でローンを組むのは高確率で不可能と言えます。

また、金融機関選びや住宅ローンの返済に困った時は、専門家に相談したいですよね。
しかし、どの専門家に頼るか悩むでしょう。
そこで任意整理についての相談はまず、「住宅ローン返済支援エージェント」にしてみてください。

□まとめ

今回は、任意整理の詳細と任意整理後にローン契約をする際の注意点について詳しく紹介しました。
任意整理後にローンを組む際は、自分の信用情報をしっかり確認しましょう。
任意整理後に住宅ローンを借りようとお考えの方は、ぜひ住宅ローン返済支援エージェントまでお問い合わせください。

 

監修者情報



一般社団法人 住宅ローンに困ったときのあなたの街の相談窓口
代表 西上 正通

・所在地
〒542-0081
大阪市中央区南船場4-10-4


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住宅ローン返済支援コンサルティング

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FAX:06-7639-2419

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私もかつては住宅ローンの支払いが滞り辛い経験をした一人です。ですが今では自己破産もせず、家も手放さず、家族と幸せに暮らしています。

あの時、私自身が乗り越えた経験、またその後の膨大な数のご相談から得た知識を最大限に活かし、あの頃の私と同じように今悩まれている方々のお役に立てれば、との想いでJKASを立ち上げました。

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この記事を監修した人

監修者 西上正道 株式会社JKAS
代表取締役
西上正通
大阪府堺市出身。大学卒業後不動産会社に就職。それから25年間不動産業界に携わりこの業界の光と闇をたくさん見てきた。中には悪質な不動産業者からの詐欺まがいの営業行為により、幸せになるために購入したはずの不動産が、一転、不幸に転落させる事になるような事例の相談を数多く受ける。
そういった不動産業界の悪質さを肌で感じながら、この業界の変革無くして幸せな家族は増えないことを痛感する。
現在は「株式会社JKAS」代表取締役として、住生活で困っている人向けに支援サービス窓口の運営をしている。顧客ファーストで取り組んでいる各相談窓口は、NHKクローズアップ現代・朝日新聞・ABEMAPrimeに取材されるなど、マスコミからの注目も集めている。
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