「リースバックについて詳しく知りたい」
「リースバックで退去するのは何年くらい後なのかを知りたい」
このようにお考えの方はいませんか。
今回はリースバックの退去までの期間や、よく起こるトラブルについて詳しく説明していきます。
□どのくらいの期間で退去するのかについて
不動産の売却をした後も、今まで住んできた物件に住めるのが特徴である、リースバックを検討している方はたくさんいるのではないでしょうか。
確かにリースバックは非常に便利なサービスですが、気をつけるべきポイントがあります。
その注意すべきポイントとは、売却後もずっとその物件に住み続けられないことです。
一定の期間を過ぎれば、その物件から立ち退く必要があるので注意してください。
では不動産を売却してから、どのくらいの期間なら住み続けられるのでしょうか。
買い取ってもらう物件の状況や業者の状況によっても売却した物件に住める年数は変化しますが、一般的には長くても10年程での立ち退きが必要になる場合がほとんどです。
リースバックの全体の手続きを簡単に説明すると、まずは所有している不動産を業者に買い取ってもらいます。
不動産を売却する際に、その物件にこれからも住み続けるために、業者と賃貸の契約を結びます。
ここで賃貸の契約を交わせない場合は、その物件に住めなくなるので、しっかりと業者とコミュニケーションを取って、細かく契約について話し合うようにしましょう。
不動産を売却した後も月々の家賃を払うことで、これまで通りその物件に住み続けられます。
月々の支払金額は、賃貸の契約を交わす際に、業者がその物件を買い取った価格を参考にして決められます。
業者が支払った金額を月に分けて払っていき、払い終わったら退去するのが一般的な流れです。
その際に10年という期間が指標として設定されることが多いので、10年経ったら退去する契約が多いのでしょう。
□退去時に注意すべきポイントとは
長い年月が経ち、物件を退去する際には、注意すべきポイントがいくつか存在します。
退去する際に注意すべきポイントの1つ目は、自分の荷物はすべて処分することです。
リースバックをする方は、不動産を売却する前からその物件に住んでいる方がほとんどです。
長い間生活をしてきた住宅だからこそ、たくさんの荷物があるでしょう。
しかし、不動産を売却してしまうと、その物件の所有者はあくまでも業者側にあります。
退去する際に自分の荷物が置きっぱなしである場合は、別途で費用がかかるので注意してください。
一部の家電製品などは、そのまま置いたままの退去が認められる場合があるので、業者の方とコミュニケーションを取って確認するようにしましょう。
ネットを使って売るという選択肢もありますが、売れるまでに時間がかかる可能性があるので不要物の処理に関しては、余裕をもって退去までに計画的に進めていくことをおすすめします。
□よく起こるトラブルや失敗例について
リースバックを経験した方の中で、手続きの途中で何かしらの問題を抱えた方はたくさんいます。
では、一体どのような問題を抱えたのでしょうか。
よく起こるトラブルの1つとして挙げられるのは、自分の不動産を買い取った業者が、第三者にその不動産を売ってしまうことです。
なぜこれがトラブルになるのかというと、月々の家賃が上がってしまう可能性が非常に高いからです。
リースバックを利用して不動産売却をしたあとに月々にかかる家賃は、業者が不動産を買い取った金額を基に算出されます。
これがトラブルになる原因であると言えるでしょう。
具体的に説明すると、業者が不動産を買い取る際はあらゆるリスクを考慮して、相場の6割から8割の値段で物件を買い取るのが一般的です。
もし相場の6割で購入した物件を他の業者に相場の価格で売れたとすると、4割の利益が出ますよね。
その利益のために第三者へと物件を相場価格で売ります。
すると、もともとは相場の6割の値段がもとに算出されていた月々の家賃ですが、相場の価格がもとに算出されるので月々の家賃が高くなってしまうのです。
このように、第三者に不動産の所有権がわたってしまう危険性があるため注意しましょう。
それでは、トラブルを防ぐためにはどうすればよいのでしょうか。
まずは、契約書の内容をしっかりと理解して、分からないことはあらかじめ業者の方に聞くのが重要です。
契約書の見落としから発生するトラブルもあるので、十分に注意してください。
他の方法としては、お互いに信頼できる業者と取引をすることです。
第三者に所有権が移るような、予期せぬイレギュラーを予防するためには、業者の方としっかりと話し合う機会を設けて、細かな部分まできちんと交渉することが非常に大切です。
トラブルを防ぐために、自分でできることは、事前にしっかりと準備するようにしましょう。
□まとめ
今回はリースバックの退去までの期間や、よく起こるトラブルについて詳しく説明しました。
この記事で紹介したことを参考にして、トラブルを起こさずに手続きを進めていってください。