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お役立ちコラム

住宅ローンの繰り上げ返済について知りたい方へ!メリットとデメリットをご紹介

「住宅ローンの繰り上げ返済を選択肢の1つとして考えている」
「事前に、どのようなメリット・デメリットがあるのか把握しておきたい」

そのような思いをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、住宅ロ―ンの繰り上げ返済について、メリット・デメリットを詳しくご説明します。

□そもそも、住宅ローンの繰り上げ返済とは

皆さんの中にも、住宅ローンの繰り上げ返済を選択肢の1つとして考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そもそも、「住宅ローンの繰り上げ返済」とは、名前の通り、返済期間を繰り上げて、早めに返済していくことです。
また、住宅ローンの繰り上げ返済には、「返済額軽減」と「返済期間短縮」の2つの種類があります。

では、「返済額軽減」と「返済期間短縮」のどちらを選ぶべきなのでしょうか。

結論から申し上げますと、それぞれ自分に合った方を選ぶと良いです。
例えば、返済額軽減の方が家計が安定するという場合や、返済期間短縮の方が利息額を減らせる場合が考えられるでしょう。

しかし、一概に、繰り上げ返済をすることによって、得をするとはいえません。
なぜなら、家計やローンの資金状況によっては、利息が増える場合や現金が減ってしまい他の資金に影響が出たりすることもあるからです。

つまり、住宅ローンの繰り上げ返済に向いている場合もあれば、そうでない場合も考えられます。

住宅ローンで困ったときは、まずは「あなたの街の相談窓口」に一度相談してみることをおすすめします。

□繰り上げ返済のメリット・デメリット

繰り上げ返済とは、どのようなものなのかお分かりいただけたでしょうか。
前述したように、繰り上げ返済には、メリットもあればデメリットもあります。

では、具体的に、どのようなメリット・デメリットがあるのかご説明します。

*繰り上げ返済のメリット

繰り上げ返済には、2つの種類において、それぞれメリットがあります。

返済額軽減では、月々の返済額を減らせるので、家計が安定するというメリットがあります。
例えば、子供の教育費が必要になる時期だったり、何か病気などで収入が減ったりしたときに住宅ローンの返済は、大きな負担となってしまうでしょう。
そのようなリスクに備えて、月々の返済額を減らしておくことは、家計を安定させることにつながります。

住宅ローンにおいて、変動金利型や期間選択型の金利タイプを選択している場合、将来の金利上昇の対策として効果的と言えるでしょう。

返済期間短縮では、完済までの期間が短くなるので、利息額を減らせます。
また、早めに老後資金の準備を始められるというメリットもあります。
やはり、住宅ローンの返済は、できるだけ定年を迎えるまでに終えておきたいと考える方が多いでしょう。

*繰り上げ返済のデメリット

繰り上げ返済のデメリットには、住宅ローンの減税が受けられなくなったり、もしもの時の資金繰りが困難になったりすることが挙げられます。

また、残りの返済期間と当初の支払い済み期間が10年未満になってしまうと、住宅ローンの減税が受けられなくなります。
さらに、繰り上げ返済によって、手元資金が枯渇してしまうと、もしもの時の資金繰りに困ってしまうでしょう。

その他にも、住宅ローンの借り換え時に不利になってしまう可能性もあります。

□住宅ローンは繰り上げしない方が有利な場合がある

メリットもあればデメリットもある繰り上げ返済では、選択を悩まれている方もいらっしゃるでしょう。
やはり、誰しも住宅ローンの返済のプレッシャーから早く解放されたいものです。

しかし、住宅ローンは、繰り上げしない方が有利な場合があることを覚えておいてください。

そもそも、住宅ローンは、他のローンに比べて低金利な融資です。
よって、無理な繰り上げ返済を行うと手元資金がなくなり、他の高金利なローンに手を出してしまうことになりかねません。
そうなると、まさに本末転倒ですよね。

また、変動金利の場合、繰り上げ返済額が上がってしまったり、金利の上下動によっては不利になったりする可能性も考えられます。
将来、大幅に上がったり、下がったり、金利を予測することは難しいでしょう。

例えば、金利が高い時期に繰り上げ返済を始めても、少し経つと金利が下がることもあります。
タイミングによっては、トータルで不利になってしまうのです。

このような可能性を考えると、安易な決断は避けるべきです。
例えば、固定金利で金利がしばらく一定の場合や、現金に余裕がある場合は、繰り上げ返済検討してみると良いでしょう。

□まとめ

皆さんの中にも、住宅ローンの繰り上げ返済を選択肢の1つとして考えている方がいらっしゃると思います。
一見、繰り上げ返済は、メリットが大きいと考えがちですが、デメリットもあります。
何度も申し上げるようですが、もし、住宅ローンで悩まれた場合は、まずは「あなたの街の相談窓口」に相談してみてください。


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