住宅ローンの返済にお困りの方はいらっしゃいませんか。
確かに、住宅ローンは決して安いものではないので、かなり負担になりますよね。
しかし、住宅ローンを借り換えることで少しはその負担を軽減できるかもしれません。
そこで、今回は借り換えの審査についてご紹介します。
□住宅ローンの借り換えに必要な書類とは?
では、借り換えの審査にはどのような書類が必要なのでしょうか。
以下で、詳しくご紹介します。
借り換えの審査には大きく分けて、本人確認の書類、借り換えに関連した書類、収入を示すための書類、物件に関連した書類、団体信用生命保険の書類の5つの種類の書類が必要です。
1つ目に、本人確認ための書類ですが、以下のものが必要でしょう。
・住民票、印鑑証明書
・運転免許証、パスポート等の身分証明書類のコピー
・健康保険証のコピ
2つ目に、借り換えに関連する書類です。
・住宅ローン返済予定表
・返済用口座通帳のコピー
3つ目に収入を示すための書類が以下のものです。
・前年度分の源泉徴収票
・前年度分の住民税課税証明書
以下のものは個人事業主、会社の代表の場合には必要になるでしょう。
・確定申告書
・納税証明書
・会社の決算報告書
4つ目の物件に関連する書類が以下のものです。
・土地と建物の登記事項証明書
・売買契約書
・重要事項説明書
・工事請負契約書
5つ目の団体信用生命保険では健康診断書が必要になるでしょう。
上記のように、住宅ローンの借り換えの審査には様々な書類が必要です。
また、これら以外の書類が必要になる、金融機関も存在するので、あらかじめ確認しておきましょう。
□借り換えの審査基準とは?
審査を受けるにあたって、どのような基準があるのか気になりますよね。
そこで、以下で審査基準についてご紹介します。
審査には大きく分けると物件審査と、借り換えをしようとしている本人の審査の2つが存在します。
まず、物件審査は融資額の上限に影響します。
物件を購入した当初には、「売買代金」か「工事請負契約金額」の100パーセントを融資上限にする金融機関も少なくありません。
しかし、借り換えとなると、融資額の上限は担保価値なので審査の基準が少し高くなります。
そのため、購入時と比較するとハードルが上がっているので注意が必要でしょう。
次に本人に関する審査ですが、大きく5つの審査基準が存在します。
1つ目の審査基準が勤務先です。
住宅ローンというものは長い歳月を使って、支払っていくものなので職業や働き方が変わっていてもおかしくありません。
特に、起業されている方だと、個人の年収以外に、会社の決算書や確定申告書が3期分必要なので、審査のハードルが上がります。
そのため、起業をしている方で借り換えを検討している人は覚悟しておいた方が良いでしょう。
2つ目の審査基準が、自動車ローンです。
こちらは自動車ローンに限ったことはありませんが、リフォームローン、他の借金等がかさんでくると、もちろん審査に悪影響を及ぼします。
そのため、ローンがある方はそういったことも考えた上で借り換えの審査に臨みましょう。
3つ目の審査基準が年齢です。
住宅を購入した時と比べて、必ず変化しているものが年齢です。
人間は老いていくと大きな病気をしたり、怪我をしたりするものです。
健康状態に異常があると、団体信用生命保険に加入できず、審査に落ちてしまうかもしれません。
自身の健康状態には常に気を配っておきましょう。
4つ目の審査基準が転勤です。
住宅を購入した後に、転勤になってしまった方もいらっしゃるでしょう。
購入した本人やご家族が住んでいないと基本的には住宅ローンは組めないので注意が必要でしょう。
5つ目の審査基準が、専業主婦です。
住宅購入当初は、妻が働いていたが、今は働いていないという場合には、世帯収入が減少してしまうので、審査に悪影響を及ぼします。
上記でご紹介した他にも審査に影響を及ぼすものは存在します。
購入当初は審査に通っても、借り換えで落ちてしまうことはよくあるので、まずは今回ご紹介した内容をチェックしましょう。
□借り換えの審査の注意点とは?
借り換えを検討している方は以下でご紹介する注意点に気を配ってください。
1つ目の注意点が、健康状態に異常があると団体信用生命保険に加入できないことです。
団体信用生命保険に加入しないと、ほとんどの場合住宅ローンを借り入れられません。
そのため、前回と比較して自身に通院歴があるか、大きな病気や怪我をしたかどうかなどを確認しておきましょう。
2つ目の注意点が、滞納があるかどうかです。
現在、住宅ローンを借りていて、滞納してしまっているという方は注意が必要です。
もしも、過去に住宅ローンを滞納してしまっていると、審査に悪影響を及ぼします。
「支払いはできたけど、ミスでその月だけ支払えなかった。」という場合にも、審査には影響するので注意しておきましょう。
□まとめ
今回は借り換えの審査の基準についてご紹介しました。
借り換えの審査は購入当初と比べてハードルが上がってくることが多いので、準備が必要です。
今回の記事を参考にして借り換えに臨んでください。