住宅ローンの借り換えをお考えの方はいませんか。
住宅ローンを借り換えることで、金利が低くなるといったメリットもあるので、検討している方も多いでしょう。
しかし、何も知らないまま借り換えるのは少し不安ですよね。
そこで、今回は住宅ローンの借り換えについてご紹介します。
□住宅ローンの借り換えとは何なのか
では、住宅ローンの借り換えとはどのようなことを指すのでしょうか。
住宅ローンの借り換えとは、現在借りている住宅ローンとは別の住宅ローンに乗り換えることを指します。
ほとんどの場合には、現在借りている住宅ローンよりも金利のかからない住宅ローンに借り換えます。
金利の高い住宅ローンに乗り換えたとしてもあまり意味はありませんよね。
また、住宅ローンを借りてからある程度年月が経過している場合には、金利が現在のものよりも高くなることは少ないです。
これは、2016年の1月からマイナス金利政策を導入したことによって、住宅ローンの金利もしばらく低くなっているからです。
つまり、2016年以前に住宅ローンを借りた方だと、金利が安くなることが多いでしょう。
また、借り換えを行うことで、金利が低くなるだけではなく、返済期間も短くなることもあります。
とてもメリットがあって良さそうですね。
ただ、基本的には現在住宅ローンを借りている金融機関での借り換えはできないので、注意しましょう。
□住宅ローンはいつ借り換えればいいのか
では、どのタイミングで借り換えれば良いのか気になりますよね。
そこで、以下でどのタイミングで借り換えれば良いのかについてご紹介します。
借り換えにメリットがあるとされているのは、金利が前回の住宅ローンよりも0.3パーセント下がっているときだと言われています。
そのため、借り換える前に、借り換えることでどの程度節約できるのか考える必要があるでしょう。
最近は、住宅ローンの金利はかなり低い水準で推移しているので、10年前に住宅ローンを借りたという方は1パーセント以上金利が下がることもあるそうです。
1パーセントも金利が下がると、かなり嬉しいですよね。
また、住宅ローンには「当初固定期間引き下げ型」という種類が存在します。
この住宅ローンでは返済開始を始めた最初の数年間は金利を引き下げてくれます。
そして、この住宅ローンの金利引き下げの終わるタイミングで、住宅ローンを借り換えるのもかなり良いと言われています。
そのため、「当初固定期間引き下げ型」を利用しているという方は、いつ引き下げが終わるのか確認して借り換えてみましょう。
そうすることでかなり得するかもしれません。
また、金利だけではなくご自身の生活や働く形が変化するときも借り換えるタイミングと言えるでしょう。
住宅ローンには審査が存在し、3年以上の勤続年数がない場合には、審査に落ちる可能性もあるので、転職を検討している方は、借り換えのタイミングも考慮する必要があるでしょう。
また、収入が減少したり、出費がかさんだりしたりして、返済が難しくなることもあるでしょう。
そういった、返済期間を多少伸ばしてでも、毎月の返済額を減少させたいというときにも借り換えはおすすめです。
毎月の返済が厳しくなってきたと感じ始めたら、一度住宅ローンの借り換えを考えてみてはいかがでしょうか。
□住宅ローンを借り換える際の注意点とは?
上記で住宅ローンの借り換えについてご紹介しました。
では、どのような注意点があるのでしょうか。
以下で、よくある失敗とともに注意点についてご紹介します。
1つ目にご紹介する注意点が、金利の選択です。
金利を選択で失敗して、金利が上昇してしまい損をしてしまうことがよくあります。
注意すべきなのが、固定期間選択型から変動型に乗り換えたときでしょう。
変動型を選んでしまうと、最初のうちは金利が低かったとしても、後々高くなって逆に損をしてしまうということがあります。
変動型を採用する場合には、金利が上昇したとしても損をしないのかどうか確認する必要があるでしょう。
2つ目の注意点が手数料です。
住宅ローンを借り換える際には、手数料などの諸費用がかかりますが、こちらは金融機関によって価格が異なります。
そのため、他の金融機関と比べずに審査の通った金融機関から住宅ローンを借りてしまうと、損をしてしまうこともあるかもしれません。
そうならないためにも、必ず他の金融機関との比較検討を行いましょう。
3つ目の注意点が審査基準です。
審査基準を確認しておらず、一度住宅ローンに通ったから油断して、借り換えの審査に落ちてしまうことがあります。
前回の住宅ローンを借りたときよりも収入が落ちていたり、健康状態に問題があったりすると審査に落ちてしまうこともあります。
そのため、審査基準についてしっかり確認しましょう。
□まとめ
今回は住宅ローンを借り換えるタイミングについてご紹介しました。
住宅ローンを借り換えることで得をすることもありますが、損をしてしまうこともあります。
そのため、借り換える前に、シミュレーションを行う等の対策を行いましょう。