住宅ローン返済が不安なら知っておくべき3つのこと!対処法や体験談を解説
住宅ローンの返済は誰でも不安です。現在不自由なく働けていても、この先の人生には多くのリスクがあります。先行きに不安を抱けば、長期間の住宅ローンの支払いも当然不安に感じるでしょう。
この記事では、住宅ローンの返済が不安な方向けに、知っておくべきことや不安になったときの対処法などを解説します。
住宅ローン返済に不安を抱いている方は、必ずチェックしておきましょう。
目次
住宅ローンの支払いが不安な方がまず知っておくべき3つのこと
住宅ローンの滞納は急に起こるのではなく、自身の経済状況から前もってわかります。
例えば、会社の業績不振が長く続いているのであれば、給与カットを受ける可能性があるでしょう。当然収支のバランスが崩れるため、住宅ローンの支払いも厳しくなります。
夫婦でペアローンを組んでいる場合も、離婚などの影響で支払いが厳しくなることも考えられるでしょう。
住宅ローンを滞納してしまった際に誰もが気になるポイントを以下の3点にしぼり、対策を説明していきます。
- 滞納する前に金融機関に相談する
- 家を手放さない方法はある
- 任意売却は早めに検討する
滞納する前に金融機関に相談する
住宅ローンの滞納は、自身の経済状況から前もってわかります。 住宅ローンを滞納すると分かった時点で、金融機関に相談しましょう。 その際にポイントとなるのが、リスケジュールです。
リスケジュールとは、住宅ローン滞納前に金融機関に対し返済条件を変えてもらうことで、主に下記のような対応があります。
- 返済期間を延長し、返済額自体を減らす方法
- 一定期間利息のみの支払いとし、元金を据え置く方法
- ボーナス併用をやめ、月々の支払いのみにする方法
リスケジュールは、滞納前であれば金融機関に対応してもらえる確率が高くなるため、できる限り早めの相談がおすすめです。
家を手放さない方法はある
住宅ローンを滞納しても、家を手放さずに済む方法があります。 これらは、金融機関に抵当権を実行され競売となる前の対処が必要です。以下に、家を手放さない方法を3つ紹介します。
- 個人民事再生
- 親子間売買
- リースバック
個人民事再生のうち住宅ローン特則を利用すると、住宅ローン以外の債務整理を行えます。具体的には裁判所に再生計画を提出し認可されると、大幅に債務を減額可能です。ただ、この制度は、住宅ローンの債務を圧縮する制度ではないことに注意しましょう。
親子間売買とは、その名の通りに親子間で不動産売買を行うことです。親子間売買を行い、売買完了後に子と賃貸契約を結ぶことで自宅を維持できます。
親子間売買は融資する金融機関が少ないことや、子がマイホーム購入時にローンを組みにくくなるというデメリットがあります。
リースバックは、親子間ではなく第三者に売却し、賃貸してもらう制度です。リースバックは、まとまった資金が入る代わりに、賃料の支払いがあります。
また、買主は投資目的で購入しているため、賃貸契約は恒久的には続かないことには注意しましょう。
任意売却は早めに検討する
任意売却は、「住宅ローンの返済額>売却額」のときに、住宅ローン滞納後から競売開始までに行える売却方法です。通常の売却方法とは異なり、金融機関への了承が必須ですが、売却完了後に住宅ローンが残っていても抵当権が抹消されます。
支払いが残ったローンは月に支払える金額を下げるため、返済年数を伸ばすなどの対処をします。
一般的な中古不動産の売却よりも準備に時間がかかる、売却できる期間が競売開始までと期限があることから、任意売却は一刻も早く検討しましょう。
【不安の原因】住宅ローンが支払えなくなったらどうなる?
実際に、住宅ローンの支払いができなくなったらどうなるのかと思う人も多いでしょう。ここでは、住宅ローンの滞納から競売開始までの簡単な流れを紹介します。
滞納期間 | 概要 |
1ヶ月~3ヶ月 | 金融機関から催促状や催告書が届く |
3ヶ月~5ヶ月 | 期限の利益喪失通知、代位弁済通知書が届く |
6ヶ月~9ヶ月 | 「競売開始決定通知」が届く |
9ヶ月~12ヶ月 | 裁判所の執行官による現況調査 |
12ヶ月~16ヶ月 | 期間入札決定通知書が届く |
16ヶ月~ | 立ち退きを要求され差し押さえられる |
眠れないほど住宅ローンの支払いが不安になったときの対処法3選
住宅ローンの支払いは最大で35年続くため、先行きが不安で眠れない人も多いでしょう。ここでは、実際に今の家計の収支では不安な人が対処できる方法について解説します。
以下は、代表的な3つの対処法です。
- 家計の見直しをする
- 金融機関に相談する
- 借り換えを検討する
住宅ローンに不安を抱えている方は、確認しておきましょう。
家計の見直しをする
任意売却ができるのは、競売開始の通知が届く前です。 家計の出費の中で、無駄なものがないかを検証していきます。家計の出費の中で抑えられるものがあれば、改善していきましょう。例えば、食費が多く掛かり過ぎているので外食を控える、無駄な保険に加入しているので解約するなど、対処法は出費によってさまざまです。
このように、家計の出費を見直すことで必要以上に支払っていた費用が洗い出され、収支が改善することがあります。まずは家計の見直しをしてみましょう。
金融機関に相談する
家計の見直しだけで改善しなければ、金融機関へ返済計画についての相談をします。 金融機関には、今の家計の状態を具体的に訴え、返済について猶予をもらえるように交渉していきましょう。金融機関としても、住宅ローンの債権回収ができない事態は避けたいと思っています。債務者からの相談には、親身になってくれるでしょう。
住宅ローンの滞納は恥ではありません。状況がさらに悪化する前に早めに相談しましょう。
借り換えを検討する
金利が高い状態で住宅ローンを組んでいるのであれば、借り換えが有効です。 現在、住宅ローンの金利は史上最も低い金利となっています。例えば、最も多く利用される変動金利では、0.3%~0.6%台の金利が大半です。現状住宅ローンを1%超の金利で返済しているケースでは、返済額を抑える手段として借り換えが有効です。
住宅ローンの支払いが不安になる人の特徴3選
住宅ローンを借りたときには、返済できる見込みがあったものの、何が起きるかは誰にもわかりません。
そこで、住宅ローンの返済をしている人が不安に陥りやすい特徴について紹介していきます。下記は、代表的な3つの特徴です。
- 収入が減少している
- 離婚した
- オーバーローンをしている
収入が減少している
収入の減少は、住宅ローンの返済が不安になる典型的な要因です。 業績不振により給与カットを受け続けている、病気が原因により失職したため収入が減ってしまったなどの原因があります。毎月の出費は変わらずに収入だけ減ってしまうのが、一番深刻な事態です。収入が減っているならば、毎月の出費を見直し、家計全体の収支を見直す必要があります。
離婚した
夫婦の収入合算により返済計画を組んでいると、離婚した際に住宅ローンが不安になります。 収入合算は、主債務者一人では住宅ローンの借入額が限られるため、配偶者の収入を加えて借入額を伸ばす方法です。離婚したことで配偶者の収入が見込めなくなった場合、住宅ローンの返済は厳しくなります。離婚した場合には、無理して維持しようとせず、早めに売却を検討するのも良いでしょう。
オーバーローンをしている
オーバーローンとは、物件価格以上にローンを借りることです。 典型的なのは、住宅購入時の諸費用に充てるために、ローンで資金を工面する際に起こります。オーバーローンの場合、物件価格の100%を超える分は、金利が高く設定されているケースがあります。また、収入ギリギリまで借り入れしているケースが多いため、金利上昇が起きると返済が難しいです。
住宅ローンが不安できつい状況を乗り越えた体験談
JKASでは、住宅ローンの返済が厳しい状況の人に解決策を提案し、多くの人を窮地の状況から救ってきました。その体験談の一例を下記に紹介します。
○東京都昭島市に住む福島さん一家の事例
東京都昭島市に住む福島さん一家は、父親名義のローンで住宅を購入しました。しかし、ある時期から住宅ローン以外の多重債務に苦しみ、住宅ローンの返済自体が苦しくなります。
弁護士などに相談も解決策が見つからず、一旦息子さんがローンを肩代わりしていたものの根本的な解決にはならず、ワラにもすがる思いで相談したのがJKASでした。
JKASに相談すると思わぬ解決策を提案され、最初は驚きました。しかし、 解決策を遂行したことで見事多重債務の問題は解決し、今では普通に住宅ローンを支払えるようになっています。
JKASでは、住宅ローンが不安できつい状況を乗り越えた他の方の体験談を紹介しています。詳しくは、「解決事例」をご参照ください。
まとめ:住宅ローンの支払いが不安になったら、まずはJKASへご相談ください
住宅ローンの支払いが不安な方は、まず金融機関へ相談しましょう。支払期間の延長や借り換えなどの対処ができます。また、家を手放さずに済む方法や競売になる前に任意売却という方法も知っておきましょう。
住宅ローン滞納時には収入の減少や離婚など、必ず滞納に陥る予兆があります。そのため、滞納しそうになったら早めに動くのが得策です。
JKASでは、住宅ローン返済支援エージェントがアドバイスを行っています。お気軽にお問い合わせください。また、JKASでは住宅ローンの支払いに困っている方や、滞納してしまっている方向けの小冊子を無料でお送りしています。ご希望の方はお申し込みください。