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お役立ちコラム

住宅ローンを滞納するデメリットとは?

ほとんどの方にとって、住宅を購入するのは大きな買い物ですよね。

したがって、住宅ローンを組んでいる方が多いでしょう。

しかし、被災やリストラ、病気といった理由で「住宅ローンを払いたくても払えない。」という状況になるかもしれません。

今回は、住宅ローンを滞納するデメリットについてご紹介いたします。

□住宅ローンを滞納するデメリットとは

住宅ローンを滞納するデメリットは以下のとおりです。

・銀行との取引に問題が生じる

・住宅の差し押さえが実行される

・連帯保証人に迷惑がかかる

・ブラックリストに載ってしまう

 

まずは、1つ目の「銀行との取引に問題が生じる」ことについてです。

住宅ローンを組む際には、普段利用している銀行で組むことが多いでしょう。

その理由は、銀行側が「普段から利用しているため金利面で優遇してあげる」となる場合が多いからです。

しかし、そのような銀行から借りた住宅ローンを滞納すれば、銀行口座の凍結やカードローンといった他の借金も解約といった問題が生じるでしょう。

銀行口座が凍結されれば、公共料金が払えない、給料を引き出せない。あるいは、入金もできなくて給料の振込さえ行われていないということが起こりえます。

 

次に、2つ目の「住宅の差し押さえが実行される」ことについてです。

 

住宅ローンを組む際には、その住宅を担保にすることが多いでしょう。

担保にする証しとして、金融機関はその不動産に「抵当権」というものを設定します。

抵当権とは、債務者が住宅ローンを返済できなくなった時に、担保となっている不動産を売却して融資したお金を返してもらえる権利のことです。

 

この抵当権によって、住宅の差し押さえが実行されるのです。

1.2ヶ月の滞納では、実行されないので安心してください。

差し押さえが迫るのは、少なくとも滞納してから4ヶ月以降でしょう。

 

3つ目の「連帯保証人に迷惑がかかる」ことについてです。

 

住宅ローンを組む際には、上記の通り金融機関に抵当権を与えるのに加えて、連帯保証人が必要である場合が多いです。

 

したがって、住宅ローンを滞納すると連帯保証人に迷惑がかかるのです。

 

最後に、4つ目の「ブラックリストに載ってしまう」ことについてです。

住宅ローンを滞納するということは、同時に金融機関の信用を裏切ることになります。

金融機関は、顧客との信用取引を記録しているので、住宅ローンの滞納はブラックリスト入りを促進します。

 

ブラックリストに載ると新規の借金の申し込みやカードの申し込みはもちろん断られる確率が高くなるでしょう。

また、現在使用しているクレジットカードも途中解約となるかもしれません。

 

 

□任意売却のデメリットとは

住宅ローンの滞納に何の対処もせずに、競売が差し迫ると残されている手段は任意売却しかありません。

任意売却のデメリットについて知っておくことが大切です。

 

まず挙げられるのは、金融機関が任意売却を認めづらいということです。

任意売却をしたが、残債が出ると金融機関側はどうでしょう。

無担保のまま、残債を返してもらわなければなりません。

 

金融機関は、利子をつけて長期間で返してくれたほうが良いので、任意売却を認めづらいのです。

 

次に考えられるのが、売却額が住宅ローンの返済に充てられるため、手元にお金が残らないということです。

 

住宅を売却すると、引越しをしなければなりません。

そのため、売却額を決める際に金融機関と交渉し、引越しにかかる諸経費を確保しておくことが大切でしょう。

 

 

□住宅ローンを滞納してしまった時の対処法とは

「住宅ローンを、来月も払えそうにない。」

そう感じたらすぐに、「あなたの街の相談窓口」へ相談してください!!

 

住宅ローンを滞納してしまった時の対処法としては、以下があります。

・金融機関に相談

・弁護士をはじめとした専門家に相談

・リースバック

・親子親族間売買

・住宅ローン借り換え

 

対処法には上記の様々なものがあります。

しかし、相談するところによって対処法の選択肢が限られてしまうことが問題です。

 

例えば、不動産会社に相談すれば任意売却を勧められるでしょう。

弁護士に相談すると破産を勧められるでしょう。

 

それぞれの得意分野があり、収益が発生する選択肢だからです。

 

このように、選択肢を相談先で絞ってしまうのはもったいないです。

したがって、相談者様の状況に合わせて相談先を決められる「あなたの街の相談窓口」へ相談することをお勧めいたします。

 

住宅ローンの滞納を放っておくと、最終的には任意売却しか手段はなくなるでしょう。

そうなる前に、「あなたの街の相談窓口」で対処法を練りましょう。

□まとめ

住宅ローンを滞納するデメリットについてご紹介いたしました。

滞納する期間が長くなれば長くなるほど、対処法は狭くなります。

任意売却しか手段がないとなる前に、滞納の不安を感じたらまず、「あなたの街の相談窓口」へお越しください。

無料相談も行なっております。

あなたの住宅ローンのお悩みを聞かせください。


この記事を監修した人

監修者 西上正道 株式会社JKAS
代表取締役
西上正通
大阪府堺市出身。大学卒業後不動産会社に就職。それから25年間不動産業界に携わりこの業界の光と闇をたくさん見てきた。中には悪質な不動産業者からの詐欺まがいの営業行為により、幸せになるために購入したはずの不動産が、一転、不幸に転落させる事になるような事例の相談を数多く受ける。
そういった不動産業界の悪質さを肌で感じながら、この業界の変革無くして幸せな家族は増えないことを痛感する。
現在は「株式会社JKAS」代表取締役として、住生活で困っている人向けに支援サービス窓口の運営をしている。顧客ファーストで取り組んでいる各相談窓口は、NHKクローズアップ現代・朝日新聞・ABEMAPrimeに取材されるなど、マスコミからの注目も集めている。
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