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お役立ちコラム

コロナで住宅ローンを延滞している人が増加?対策方法をご紹介!

コロナの影響で財政状況が悪化し、住宅ローンが支払えなくなったという方が増加しています。
ローンを滞納した場合には落ち着いて対処法を考える必要があります。
そこで今回は、住宅ローンを滞納している方や、する可能性がある方に向けて、対策方法をご紹介します。

□住宅ローンを滞納するとどうなる?

住宅ローンが支払えない状況になったらどうなるのでしょうか。
ここでは住宅ローンを滞納するとどうなるのかをご紹介します。

まず滞納が発生すると金利優遇の対象外となります。
金利優遇は住宅ローンを利用している人であれば、多くの人が利用している仕組みでしょう。
しかし、このような優遇の仕組みについてあまり詳しく知らないという方が多いのが実情です。
そのため、優遇が受けられなくなることを知らずにローンを滞納してしまうことが良くあります。

ローンを滞納するとこのような優遇が受けられなくなります。
このように金利の優遇がなくなると、ローンの返済額が急激に上がります。
時には1.5倍程度まで返済額が大きくなる可能性があることを知っておく必要があるでしょう。

さらにローンの滞納を続けると、任意売却や競売にかけられる可能性も出てきます。
これは最悪のケースだと言ってよいでしょう。
任意売却や競売で家を失った上に、住宅ローンの支払いが残っているといったような状況になりかねません。
このような状況にならないように気を付けましょう。

□ローンの返済に困ったときの対処法とは

住宅ローンが支払えなくなってしまうと、早急に解決策を模索する必要があります。
特に焦ってやりがちなのが、ローン返済のためにより高い金利のローンを組むことです。
これは借金の連鎖につながるので、しないようにしましょう。
ここでは場合別に対処法をご紹介します。

1つ目は1度も返済漏れがない場合です。
まだ住宅ローンを滞納したことはないが、今後滞納する可能性が出てきた人は、ローンの借り換えを検討することをおすすめします。

ローンを借り換えるのには、住宅ローンをはじめて利用したときのように諸費用が掛かります。
しかし、その資金もローンを利用して支払える仕組みがあります。
滞納する前に早急に金融機関に相談に行ってみましょう。

2つ目は年齢的に住宅ローンの借り換えが難しい場合です。
まだ滞納をしたことがなくても、年齢を加味した際にローンの借り換えが難しい場合が考えられます。
この場合は、住宅ローンで残っている額をリバースモーゲージに借り換えてみても良いかもしれません。
これは取り扱っている金融機関は少ないですが、審査のハードルが高くないので、年齢的に通常の住宅ローンの借り換えが難しい方におすすめと言えます。

3つ目は住宅ローンの借り換えとリバースモーゲージの借り換えが難しい場合です。
このような場合は、現在利用している住宅ローンを融資してくれている金融機関に相談に行きましょう。
返済計画を変更するなどの相談に応じてくれます。

しかし、初めから現在利用している金融機関に相談に行くのではなく、先に住宅ローンの借り換えの相談をしましょう。
なぜなら、現在利用しているローンの融資元で返済計画を変更すると、金利優遇制度が利用できなくなる可能性が高いからです。
こうなってから、他の金融機関で住宅ローンの借り換え相談に行くと、返済計画を変更するようなお客様だと認識されてしまいます。
相談に行く順序も大切だと言えるでしょう。

4つ目はローンの返済が難しいと判断した場合です。
この場合は住宅を売却することも視野に入れておきましょう。
住宅を失いたくないという気持ちは分かりますが、最も重要なのは家族や家族との暮らしです。
早めに手を打てば、生活再建もすぐにできるので、早めに今の住宅をあきらめるという選択肢も考えておきましょう。

□住宅ローンが支払えない時にしてはいけないこととは

住宅ローンが支払えなくなって、その状況を抜け出すために何も考えずに行動してしまうことがあるかもしれません。
しかし、慌てるのではなくしっかりと落ち着いて計画を立てることが重要です。
ここでは住宅ローンを滞納した際にやってはいけないことをご紹介します。

1つ目はキャッシングやカードローンを利用することです。
ローンの返済のために新たにローンを組むと、さらに借金が増えてしまいます。
新たにローンを利用しても、その場しのぎにしかなりません。
新たなローンを組む前に専門の機関に相談してみましょう。

2つ目は夜逃げをすることです。
これは最もやってはいけないことの1つでしょう。
夜逃げをすると、元の生活に戻れなくなる可能性があります。

3つ目は生活保護をあてにすることです。
生活保護は税金から賄われているお金です。
そのため、ローンを返済中の方は基本的に住宅を売却しないと利用できないので、生活保護をあてにするのはやめましょう。

□まとめ

今回は住宅ローンが支払えなくなった場合の対処法をご紹介しました。
住宅ローンが滞納しても焦らず、どの方法なら生活をやり直せるか考えましょう。
どこに相談に行けば良いか分からないという方がいれば「あなたの街の相談窓口」にぜひご相談ください。


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